動画修正指示で気をつけるべき10のポイント|よくある失敗とその対策
「ここ直して」だけの指示で、何度も修正のやり取りが発生していませんか?動画の修正指示には、ちょっとした言い方の違いで結果が大きく変わるポイントがあります。本記事では、クライアント・ディレクター・PM向けに、修正指示でよくある失敗10選と、その対策を解説します。
なぜ動画修正指示は揉めやすいのか
動画は「時間」「映像」「音」「テロップ」「色」など、要素が多すぎます。だから言葉だけで「直して」と伝えると、編集者は「どの要素のことを言っているか」を毎回推測することになります。
推測が外れると、編集者は二度手間になり、依頼者は「思った通りにならない」とイライラ。双方にとって不幸な状況になります。
以下、特に揉めやすい10のポイントを、悪い例と良い例で見ていきましょう。
失敗① 「ここ」「あそこ」など指示語を使う
動画は時間軸があるため、「ここ」が指す場所は時間が経つと変わります。必ずタイムコードを添えましょう。
失敗② 主観的な形容詞だけで伝える
「オシャレ」「カッコいい」は人によって基準が違います。具体的な要素(フォント・色・サイズ)で伝えるのが鉄則です。どうしても抽象的にしか伝えられない場合は、参考動画のURLを添付しましょう。
失敗③ 修正理由を共有しない
理由を共有することで、編集者はより良い代替案を提案できます。指示通りにやるだけでなく、プロの提案を引き出せるメリットがあります。
失敗④ 一度に大量の修正を送る
大量の指示を一気に送ると、編集者はどこから手をつけるか迷い、優先順位を誤る可能性があります。修正点が10個以上ある場合は、必ず整理してから送りましょう。
失敗⑤ 修正後に追加の指示を送る
編集者が修正に着手した後に追加指示が来ると、作業のやり直しが発生します。レビュー時間を区切る習慣をつけましょう。
失敗⑥ 「何となく違う」だけ伝える
「何となく違う」という指示は、編集者にとって最も困る言葉。違和感の正体を言語化する努力をしましょう。難しければ、参考動画やイメージ画像を添付するのが最も効果的です。
失敗⑦ 過去のバージョンと比較せずに指示する
動画レビューツールを使えば、過去のコメントが時系列で残るため、既に対応済みかどうかがすぐ確認できます。
失敗⑧ 複数人の意見をバラバラに送る
これは制作会社あるあるです。意見が矛盾していることも多く、編集者を疲弊させます。必ず窓口を一本化しましょう。
失敗⑨ 納期ギリギリに大幅な修正を入れる
大幅な修正は、できるだけ早い段階で出すのが鉄則。仕上げ段階で構成を変えると、納期も品質もクラッシュします。
失敗⑩ 「お任せします」と丸投げする
「お任せします」は一見親切に聞こえますが、編集者にとっては判断材料がなく一番困るパターン。少なくとも「絶対に避けたいNG例」「目指したい方向性」だけは共有しましょう。
まとめ|修正指示の質が動画の質を決める
動画制作の品質は、編集者の腕だけではなく、修正指示の出し方で大きく変わります。10のポイントすべてを意識するのは大変ですが、最低限「タイムコード」「具体的な要素」「理由」の3つは押さえましょう。
そして、これらを毎回テキストで書くのが面倒な場合は、動画レビューツールを使うことを強くおすすめします。動画上をクリックしてコメントを残すだけで、タイムコードが自動記録され、整理されたコメント一覧として編集者に届きます。